2007年 09月 07日
能「天鼓」
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本日は、大阪市中央区、大槻能楽堂の自主公演能の撮影でした。
ナイトシアターで午後7時開演。
最初に狂言で『抜殻』(ぬけがら)太郎冠者に茂山千五郎、主人に茂山茂先生。
能は『天鼓』(てんこ)で、観世流梅若家当主、人間国宝で56世・梅若六郎先生のシテ。
先週の土曜日に大槻文藏先生の『天鼓』を撮影して、偶然にもつづいて今日も能『天鼓』でした。
撮影のポジションが変わると、同じ演目でも色々なことが違って見えます。
勿論、演者が変わることによって、演目の捉え方が随分違うものです。
この前は、下手(舞台向かって左側)からの撮影で、今日の撮影は上手(舞台向かって右側)からでした。
能『天鼓』は、舞台の中央に鼓が置かれています。
前シテの天鼓の父の王伯も、後シテの天鼓も、その中央に置かれている鼓を打ちます。
ですから、正面からの撮影では、面(おもて)と体が鼓の作り物で隠れてしまうので、
自ずとして上手か下手からの撮影になってしまいます。
今日の撮影は、Canon EOS-1D Mark3で、初期不良?で交換した新しいカメラでの撮影でした。
1600の感度での撮影も、これまでのEOSシリーズの中では群を抜いていると思います。
次回の大槻能楽堂自主公演能は、9月29日(土)午後2時開演で、
観世流家元の観世清和先生の『箱崎』(はこざき)です。
鞨鼓台(かっこだい)『天鼓』『富士太鼓』等に出します。
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by photomm513
| 2007-09-07 22:36
| 撮影