こんにちは！ 森口ミツルです

大槻能楽堂自主公演能

2008年大槻能楽堂自主公演能、5月３１日（土）の
第447回の公演は、源氏物語千年を記念してのシリーズで、
「融（とおる）」シテ/泉　嘉夫先生の能でした。

午後2時開演で、最初に古代民俗研究所所長で『日本の怨霊』などの著書でおなじみの、
大森亮尚先生によるユーモアを交えた楽しいお話がありました。
つづいて、能「融」が上演されました。

次回の、大槻能楽堂自主公演能は6月２０日（金）の午後7時30分開演の
ナイトシアターで、狂言と能が上演されます。
詳しくは大槻能楽堂。

子方 赤松裕一

能では子役さんのことを、子方（こかた）と言います。
その子方として、なくてはならぬ存在の赤松裕一くんは、
現在小学校5年生です。
観世流シテ方の赤松禎英先生のご子息の裕一くんは、
2歳８ヶ月から子方を務めていますので、それはもう大ベテランなのです。

赤松裕一くんは、２００５年からお能にも挑戦しています。
先日の25日が4回目のお能で、これまでの「俊成忠度」「小鍛冶」「菊慈童」に次いで、
今回は「花月」を舞いました。
毎年、身長も伸びて、お顔立ちもりりしくなり、
お能の舞う姿も貫禄すら感じられるようになってきました。

次のお能を舞う日が待ち遠しいです。

能「花月」　Canon EOS-1D Mark3

浪曲公演

24日（土）国立文楽劇場の小ホールで、
浪曲の公演がありました。
この「浪曲錬声会」は毎年5月に
若手の浪曲師を中心に開かれてます。
第１部が12時開演。第２部が3時開演の2回公演でした。
19回目の今回は、幸いってんさんが、
1部・2部で四席を語ると言う珍しい公演でした。

出演は
第1部
竹の水仙　　　　　 　幸いってん
両国夫婦花火　　　 　春野美恵子
大江戸出世物語　　 　菊池まどか
武蔵坊弁慶 五条の橋　幸いってん

第2部
小政の生い立ち　　　 幸いってん
あゝヒロシマ　　　　 真山誠太郎
袈裟と盛遠　　　　　 春野恵子
天王寺の眠り猫　　　 幸いってん

住吉大社 住吉能

20日（火）大阪・住吉大社吉祥殿で、
源氏物語千年記念として、能「住吉詣」が上演されました。
登場人物が源氏や明石上、供など大勢いるため、これまでも上演機会の少ない能です。
まして、ご当地での上演ですので、これはもうすごい事です。
前日の申し合わせでも、熱の入った稽古がおこなわれました。



　住吉大社吉祥殿

開催当日は、台風がもたらす前線の影響でお天気を心配していましたが、
良いお天気となりました。
上演前には、出演者と会場に向かってのお清めのお払いを受けました。

住吉能の番組

素謡「神歌」　片山清司　分林道治
舞囃子「高砂」　大西智久
狂言「萩大名」　茂山千作　茂山千之丞　茂山茂
能「住吉詣」　シテ 明石上/大槻文藏　ツレ 光源氏/上野朝義　ツレ 惟光/赤松禎英
　　　　　　　ワキ 住吉神王/福王茂十郎　子方 童/赤松裕一　子方 随身/寺澤拓海　武富晶太郎



　能「住吉詣」

舞踊・邦楽鑑賞会

5月17日（土）大阪・国立文楽劇場で、
新進と花形による「舞踊・邦楽鑑賞会」が開催されました。
現在躍進めざましい舞踊家や演奏家による、地唄舞、尺八、地歌箏曲、
長唄舞踊、常磐津と様々なジャンルの舞台を観ることが出来ました。

出演は

地唄舞「珠取海女」　山村鶯花
尺八「慷月調・竹の四季より秋」　永廣孝山
地歌謡曲「千代の鶯」 箏　野田友紀
　　　　　　　　　　三弦 早瀬久恵（賛助出演）　
長唄舞踊「浅妻船」　花柳禮毬
常磐津「忍夜恋曲者」ー将門ー
　　　浄瑠璃　常磐津巴瑠幸太夫
　　　　　　　常磐津三代太夫/常磐津若音太夫
　　　三味線　常磐津小欣矢
　　　　　　　常磐津小東矢
　　　上調子 常磐津三之祐
地歌舞「雪」楳茂都梅衣華

SONY HDR-TG１用のカメラケース

いつもお世話になっている、カメラ・ヒラノさんに、
今回はSONY HDR-TG1用のホールディング・ケースを作って頂きました。
イメージ図と寸法を書いてお願いをしてたのが、本日仕上がって来ました。
SONY HDR-TG1はバッテリーが長持ちしないので、
ケースには予備のバッテリーを2ヶ入れておくスペースも作ってもらいました。
いつもながらの、イメージ通りに仕上がっており、とても満足です！！
カメラ・ヒラノさん、ありがとうございました。




SONY HDR-TG1用のホールディング・ケース
Canon EOS-1D Mark3

能楽師 大槻文藏「景清」

景清が娘人丸（ツレ/武富康之）の背中をポンとひとつ叩いて、永久の別れを告げます。
二人の親子が永久の別れに向かって、それぞれ歩み始める。
『景清』のラストシーンです。
そして、景清が橋掛かりから消えて行きます。
いつもですと、橋掛かりの二の松あたりで、場内からの拍手があるのですが、
今回は、景清が揚幕の中に入って、姿が見えなくなって初めて拍手が沸き上がりました。
その拍手は長く長くなり続きました。
大槻文蔵先生の『景清』。
今夜この場所に居て本当に良かったです。



午後7時30分からの遅い時間帯での開演で、
大槻能楽堂の自主公演能がありました。
昨年のナイトシアターが午後7時開演でしたので、
それよりもまだ30分遅い開演となりました。

狂言の『文荷（ふみにない）』から始まり、
大槻文藏先生の　能『景清（かげきよ）』でした。

観世流　大槻文藏。
昭和22年に『鞍馬天狗』で初舞台。
大槻能楽堂の当主。
毎年「大槻文蔵の會」を開催、今年は11月15日に第14回目を迎えます。
また、復曲能や新作の創造にも取り組まれております。




大槻文藏先生のカレンダーは、今年で4回目になりました。
撮影では、能の型だけにとらわれず、動きの美しさや、
感情の微妙な表現を撮れたらと心がけています。
カレンダーの写真は、5月・6月の『頼政』です。

長居植物園

GW最後の6日、大阪市東住吉区の長居公園の中にある
「長居植物園」に行ってきました。
24.2haの広大な面積は、長居公園の約３分１を占めるそうです。
植物園では、四季を通じていろいろの花を楽しむことが出来ます。
また、中にある大池には、数多くの野鳥があつまり、
白鳥のつがいが、仲良く寄り添って大池を泳いでいました。
しばしの間、時間を忘れ自然の楽園を存分に楽しむことが出来ました。




長居植物園　大池　バラ園　5月6日
LEICA C-LUX 2



「長居植物園」　2分19秒の動画（少し長いですが・・・）
Canon XHG1

天王寺公園 慶沢園

大阪・天王寺公園には、市立美術館、茶臼山古墳、
水の広場や小川の小径と、見どころが沢山あります。
そして、旧住友家の名園「慶沢園（けいたくえん）」があります。
大小3つの島が浮かぶ池の周囲の林間を回遊鑑賞出来る日本庭園です。




慶沢園
LEICA C-LUX 2




「慶沢園」　1分5秒の動画
SONY HDR-TG1

四天王寺 五重塔

四天王寺は、大阪市天王寺区にある寺院で、
聖徳太子建立七大寺の一つとされているそうです。
境内には沢山のお堂があり、その中に「五重塔」がそびえ立っています。

この「五重塔」は、聖徳太子創建の時に、
六道利救の悲願を込めて、塔の礎石心柱の中に仏舎利六粒と
自らのきっ髪六毛をおさめられたので、
「六道利救の塔」といいます。（四天王寺・五重塔より）

朝の8時３０分頃に「四弘誓願（しぐせいがん）」と言う歌が境内に流れます。
３９.５ｍの「五重塔」は、境内のどの場所からでも見ることが出来ます。
今回はロケハンのつもりで撮ったものです。



「四天王寺　五重塔の見える風景」　1分6秒の動画
SONY HDR-TG1